大江が米国ユタ工場の操業開始後に開発したバナナ(花や皮を使用)のサプリメント原料がFDAのNDI(New Dietary ingredient、新規栄養補給成分登録)を取得しました。今後、これらを活用し開発した製品群のマーケティングを開始し、販売を進めていく方針です。来年にはユタ工場の黒字化に寄与し、更なる成長の原動力となると期待しています。
バナナの花は男性のアンチエイジング、抜け毛防止、前立腺保護などの効果があり、バナナの皮には睡眠促進効果があります。この2つの原料を採用して開発された製品は台湾と中国で好調な売り上げを上げています。米国NDI認証取得後は世界トップクラスの健康食品販売会社や米国流通業者から注目を集めており、ユタ工場の主力商品になると期待されています。
大江の董事長・林詠翔は、「NDI取得後、この原料を採用した健康食品は国際市場開拓に大いに役立つだろう」と期待を示しました。
大江はユタ州にあるNewAge社の生産施設とODM生産・販売事業を買収し、顧客も引き継いでいます。将来はこのODM事業のほか、大江の持つコラーゲン・善玉菌・バナナなどの健康食品に加え、能率向上・稼働率向上・自動化設備導入・コスト削減などの施策を実施することにより、来年上半期にはユタ工場の利益率を改善し、2023年までに30億台湾ドル以上の生産規模達成を目指しています。